チボリ公園
コペンハーゲン中央駅の目の前に、このチボリ公園があります。
1843年にオープンしたこのチボリ公園に、出来れば足を踏み入れたいと思いましたが、僕が行ったときは2月で、ちょうど休みのシーズンでした。
デンマークの冬はやたらと寒いようで、僕が行ったときもあまりの寒さに凍えそうになりました。街を歩いていて、高さ20メートルほどの温度計が、ビルにくっついていて、マイナス20度まで温度計が針をさせるようになっているのをみたとき、「ああ、ここは相当寒い国に違いない」と思いました。
確かに、あまりに寒い季節であれば、屋外でわざわざ遊園地で遊ぶという発想も生まれないかもしれません。
このチボリ公園の看板は、文字の部分に人の絵が描かれてあって、看板一つとっても、オシャレな感じがしました。
チボリ公園は、コペンハーゲン随一の、観光スポットであるのでしょうが、公園は周囲が壁に囲まれており、壁の色は灰色で、ひっそりとたたずんでいるところも逆に好印象をもちました。
ケバケバとした看板を掲げることが逆効果になり、街の景観を損ねるということをコペンハーゲンの市民はよく知っているのかもしれません。
そうした、ひっそりとしたやり方は、ヨーロッパ的な、いや、成熟社会を象徴していて、大人の街という印象を、このチボリ公園を見て感じ取りました。