観光へ出かける
ホテルを出て、観光に出かけました。
アメリエンボー宮殿で、衛兵の交替式が見れるということで、「なるほど、有名な式典であればぜひ行ってみなければならないだろう」ということで行くことにしました。
道路を歩いていて気になったのは、歩道と並行して自転車専用道路があったことです。
僕が知らずに、自転車専用道路を歩いていると、猛スピードでダッシュしてきた自転車が、警笛のベルを鳴らしながら近づいてきました。
歩行者がいてもまったくブレーキをかけるようなそぶりもみせません。
僕はあわてて自転車をよけましたが、なるほど、これが西洋の合理主義の一つのあらわれであるのかなあとも思いました。
きっちり、自転車道路と歩行者道路をわけておいて、自転車道路を自転車が走っている限りにおいて、理は自転車の側にあるというか。一切の妥協も許されないという意味で、中々これははっきりとしているけれども、あいまいさを残さないという意味では、結構、シビアであり疲れることかもしれないと思いました。
デンマークは国土が平坦で坂道があまりないということから、通勤や通学に自転車を利用する人も多いようです。
他のヨーロッパの国とくらべても、自転車に乗っている人の多さをみて、最初はびっくりしました。
自転車でありさえすれば、環境にも優しいですし、道路のことに関して言えば、日本のように歩道と車道の区分があいまいで、自転車をめぐる交通事故なんかが多かったりするのを考えると、デンマークの方式というのも学ぶべき点があるのではないかと考えました。