中央駅からホテルへ
しばらくの間、中央駅をぶらぶらと散策した後に、宿泊予定のホテルを探すことにしました。
日本で今回予約したホテル、
DGI−BYEN(デーゲーイー・ビィーヨン)は、駅から歩いて15分くらいのところにありました。
地図では場所は分かっていたのですが、いざ実際に歩いて探すとなると、結構迷うものです。
外は、嵐のように風が強く、立ち止まっていると吹き飛ばされそうなほどの天気でした。駅の西側は、住宅街になっていて、ちょっと薄暗く、人通りも少ないです。
デンマークは歩いていてかなり安全な気がしましたが、それでも、人通りの少ない夜道を歩くのはちょっと気が引けます。
ヨーロッパの古い街並みと、集合住宅の橙色の明かりを見ていて、ちょっとだけ寂しい気分になりました。小旅行でしたが、多少なりともホームシックというのは感じるようです。
道がどうしても分からないので、角のところにあった雑貨屋に足を踏みいれ、そこの店主に道を尋ねましたが、言葉が通じないらしく教えてくれませんでした。
仕方なく、通りを歩いていた背の高い若い男に道を尋ねると、「ああ、そのホテルならあっちだよ!」といって、ホテルの近くまで歩いて一緒に行ってくれました。
旅をしていて嬉しいのは、こうした現地の人々の優しさですね。
旅人というのは所詮、通り過ぎる存在に過ぎず、現地の人々からすれば、「お金は落としていってくれるけれども、あんまり重要な存在ではない」と思うのですが、それでも親切な人というのはいるものです。
広い通りに出ると、目指していたホテルが目に入りました。
幹線道路沿いに面したホテルで、車の交通量は多かったです。
ホテル、DGI−BYEN(デーゲーイー・ビィーヨン)は、外観が箱型で、無機質な、近未来的デザインといったホテルでした。でも、ホテルに入ってからが一苦労でした。
というのは、このホテルのレセプションになかなかたどり着かなかったからです。
DGI−BYEN(デーゲーイー・ビィーヨン)には、ロッククライミングやら、スイミングプールの施設があって、中規模のコミュニティーセンター風になっており、その施設にホテルが併設しているという形で、ホテルのレセプションの位置がわからず、完全に迷子になってしまいました。
それでも、何とかレセプションにたどり着き、チェックインを済ませることが出来ました。